インドの都市のCOVID最新情報

インドのCOVID-19病院のリンク(PDF)

4月22日更新

都市: チェンナイ、ムンバイ、デリー

チェンナイのCOVID状況

2021年4月21日時点で、チェンナイは29万4,000件を超える症例を報告しています。うち2万9,256件が現症例です。 タミル・ナードゥ州で最も影響を受けている地区であり、毎日約3,000件の新規症例が報告されています。 保健当局の言葉がマスコミの報道で取り上げられました。市内の現感染者のほぼ半数が入院を必要としているとのことです。 2月末から増加傾向にあります。 英国の変異株(B.1.1.7)と南アフリカの変異株(B.1.351)が同州で確認されました。

公衆衛生措置:

市内の封じ込めゾーンにあるすべての制御室が運用を再開しました。 当局は、COVID-19の適切な規則に違反した住民に対する罰金を発表しました。 宗教指導者は協力するよう求められ、宗教的集会は禁止されました。

医療状況:

政府および企業の病院は十分な医療用酸素の在庫があると報告しましたが、民間病院、特に中小規模の施設は不足しています。 保健当局のデータによると、チェンナイの三次病院の約35パーセントが空いているとのことです。 三次病院の負担を低減するために、医療センターが設置され、患者を管理するためにフィーバーキャンプが運営されています。 彼らは医療用酸素と救急車を備えています。 州政府は支援のためのヘルプライン(044-29510400、044-29510500)を設置しました。 チェンナイの専用番号は「044-1077」です。 044-25243454

検査対応能力:

検査は、発熱クリニック、静的検査センター、民間の医療施設、およびGreater Chennai Corporationで行われます。 RT-PCR検査は無料で行われ、陽性結果は24時間で、陰性結果は36時間でテキストメッセージで配信されます。 これまでのところ、ラボ施設は適切に機能しているようです。

ムンバイのCOVID状況

4月20日時点で、ムンバイは59万4,059件の症例を報告しており、うち8万2,671件が現症例です。 マハーラーシュトラ州で最も影響を受けている地域であり、現在、毎日6,000~8,000件の症例が報告されています。 FS、RN、HW、PN、L、Sの病棟は、ほかよりも多くの症例を報告しています。 厳格な封鎖措置は4月22日の夜から始まる予定です。

公式指令室ヘルプライン: ヘルプライン「1916」

活動の増加は3月上旬以降に見られました。 毎日の新規症例でわずかな減少が認められていますが、減少傾向として特定するのは時期尚早です。 メディアで報道された最近のデータによると、マハーラーシュトラ州のすべてのCOVID-19陽性検体のほぼ50パーセントは「B.1.617」と呼ばれるSARS-CoV-2のインド型変異株が原因のようでした。

医療状況:

医療インフラは逼迫しており、ICU病床を含む病床の深刻な不足が報告されています。 大規模COVIDセンターは、800床のICU病床を含む、6,000床を超える病床増加という要求に応えるよう計画されています。 医療用酸素とレムデシビルの不足も報告されています。

検査対応能力: RT-PCR検査結果が報告される待機時間が36時間以上に延長しています。 1日あたり4万5,000点の検体を検査するというムンバイの現在のRT-PCR検査対応能力は逼迫しています。

デリーのCOVID状況

4月20日時点で、デリーでは90万5,541件の症例が報告されており、うち8万5,575件が現症例です。 デリーは現在、ムンバイを超えて最も影響を受けた都市になっています。 毎日約2万2,000〜2万5,000件の新規症例を報告しています。 現在、530を超える封じ込めゾーンで措置が課されています。 「E484Q」と「L452R」の2つの変異を有す新たな二重変異株がデリーで発見されました。 英国の変異株(B.1.1.7)と南アフリカの変異株(B.1.351)も同州で確認されました。 部分的な封鎖措置が発表され、企業の運営は制限されています。

医療状況

デリーでは「酸素不足危機」に直面しています。 要因の1つは、ほかの州からの酸素供給の中断であると考えられています。 多くの病院が不足を報告しており、酸素供給不足のために入院の受け入れをやめた病院もあります。 ほかには、抗ウイルス薬レムデシビルと、ICU病床を含む病床の不足が報告されています。 医療スタッフ用の個人用保護具の不足も報告されています。 宴会場やホテルが仮設施設として改装されています。 800床のICU病床がまもなく追加される予定です。

検査対応能力:

検査ラボは能力の限界に達しており、検査結果が出るには3〜4日の遅延が発生しています。 メディアソースは、大多数のラボが要求の増加を受けて、RT-PCR検査の検体採取や抗原検査の実施を停止したと伝えています。 一部のラボでは、人手不足と検体数の増加により、3〜4日間閉鎖されると伝えられています。