季節性インフルエンザの概要

更新: 2018年11月

季節性インフルエンザとは

「季節性インフルエンザ」とは、北半球と南半球では通常は冬の間に、熱帯地方では年間を通じて流行が見られているインフルエンザを指します。 インフルエンザウイルスは「抗原連続変異」と呼ばれる小さな遺伝的変異をコンスタントに起こすため、毎年のように流行します。 抗原連続変異が起こるため、人は生涯にわたる免疫を作ることができません。 ある年にインフルエンザに感染した人にはその年のインフルエンザウイルスに対する免疫が作られますが、次の年のウイルスは遺伝子構造がわずかに変化しているために、感染するかもしれません。

季節性インフルンザ感染によるの健康被害の危険性が最も高い人は?

一般的には、小さな子供、65歳以上の人、もともと何らかの疾患を合併している人では、季節性インフルエンザの症状がより重くなります。

季節性インフルエンザの予防

各半球の秋の間に、WHOは、逆半球の冬でどのインフルエンザウイルスが活発になるか予測し、今年のインフルエンワクチンに含めるべきウイルスのサブタイプを決め、推奨します。 ほとんどの年で季節性インフルエンザワクチンには、実際の流行と合致するインフルエンザのサブタイプが含まれ、効果的にインフルエンザを予防できます。 インフルエンザ”ワクチン”からインフルエンザに感染することはありません。

季節性インフルエンザとパンデミックインフルエンザとの違い

パンデミックインフルエンザは、ヒトの間に広まったことのない「新しい」種類のインフルエンザウイルスによって引き起こされます。ですから、ヒトはこのウイルスに対する免疫をほとんどまたは、まったくもっていません。 パンデミックを引き起こすウイルスによる感染は、重症化や死亡に繋がる可能性があります。 このウイルスがヒトからヒトへ容易に感染するため、世界中に広がり、「パンデミック」として知られます。 パンデミックの深刻さはウイルスの特性によって異なります。 一部のウイルスは他のウイルスよりも感染した場合に症状が重くなり、強い感染力をもっています。

パンデミックウイルスは、ヒトの間に広がり続けるため、最終的には季節性インフルエンザとなり、ヒトはいずれこのウイルスに対する免疫を持つことになります。 2009/2010年のインフルエンザパンデミックの原因となったウイルス(インフルエンザA/H1N1 pdm 09)は、今や季節性インフルエンザです。

パンデミックウイルスがどのように発生するかは、正確には分かっていません。また、次のパンデミックウイルスがいつ発生するかもわかりません。しかしながら専門家は、パンデミックが生じることは避けられないと考えています。 鳥インフルエンザA、H5N1およびH7N9株はパンデミックを引き起こす可能性があり、ヒトからヒトへと容易に拡大する能力を獲得するか、注意深く監視されています。